セント・オブ・ウーマン
92年度のアカデミー賞の映画でかなりオススメです♪
気持ちがぶれた時一本芯を通してくれる感じです!
何百億もの企業の会長さんが最初にビデオ屋さんで働いて、
この映画を何度も観たらしく聞いて直ぐに買いに行きました(笑)
仕事頑張れそうです☆
『セント・オブ・ウーマン~夢の香り~』(SCENT OF A WOMAN) 1992
story
感謝祭前日の名門校。悪戯を仕掛ける級友を目撃したチャーリーとウィリスは、校長に脅かしと誘惑で犯人の白状を促され、友人を売るか売らないかで悩んでいた。
感謝祭の週末、チャーリーはアルバイトで盲目の元軍人フランクの面倒を見る事になった。
気難しい相手を世話するだけと思っていた彼はニューヨークに連れ出され、選択の余地もないままフランクの"計画”の付き添いをすることに・・・。
友人を庇い、自分の首を絞めてしまう高校生と軍で昇進をフイにしてきた元中佐。
二人は人生の大きな選択肢を目前に、年齢や境遇の差を越えて次第に心を通わせていく・・・。
staff
監督:マーチン・ブレスト
製作:マーチン・ブレスト
脚本:ボー・ゴールドマン
音楽:トーマス・ニューマン
cast
フランク:アル・パチーノ
チャーリー:クリス・オドネル
トラスク校長:ジェームズ・レブホーン
ドナ:ガブリエル・アンウォー
ウィリス:フィリップ・シーモア・ホフマン
ゴッドファーザー、セルピコ、ゴッドファーザーPARTⅡ、狼たちの午後、ジャスティス、ディック・トレイシー、摩天楼を夢みてと過去7度アカデミー賞にノミネートされ、ことごとく受賞を逃がしてしたアル・パチーノ。
その名優パチーノが悲願のオスカーを手にしたのが、この「セント・オブ・ウーマン~夢の香り~」でした。
はっきりいって、最近のアル・パチーノが出る映画はぱっとしないものが多いけれど、初期から中期にかけては秀作・名作に数多く出ていると思う。
その中でも、やはりこのセント・オブ・ウーマンは1、2を競う秀作だと思う。
パチーノ扮するフランクとクリス・オドネル扮するチャーリーの関係が見事に表現されている。
威厳を保ってはいるが、時折、哀愁と孤独を漂わせる盲目の元軍人を見事に演じている。
とにかく瞳が動かない・・・。瞳の虚ろさは「何も見ていない目」。すごい!
作品中に出てくるせりふもすごくいいし!
原題も映画内容をよくあらわしていていいなと思う。
名場面のひとつといわれるタンゴを踊るシーンは圧巻だし、フェラーリを乗り回すシーンもいい。
そして、最後のフランクの演説シーンにはじーんとくる。
人間なんて表面だけでは、何にもわからない。心と心が触れ合って、初めて相手の本当の姿が見えてくる。
年の差や境遇の差なんかまったく関係ない。とにかく感動の作品です。