美容室の定着率アップ法その1.女性スタッフが続く仕組み。
今の美容業界の人材難の一番の問題は
「離職率や人材難についての問題にピンと来てない美容室が多い」
「昔からの業界の当たり前を、今でも当たり前として扱ってる」
という、美容室本体の問題が一番大きいと思うので、
もっと世の中の美容師(オーナー含む)が
せっかく選んだ美容という素晴らしい仕事を楽しみ、
続けられる環境づくりのお手伝いが出来る様に、
美容室の離職率の高さや、改善についてを何回かに分けて書きたいと思います。
まず最初は女性スタッフが続けてくれる仕組みについて。
美容室が企業として成長していくため、存続するために必要なものは
『仕組み』
をどれだけ作れるかが重要で、
・女性スタッフが続けられる仕組み
・人間関係での悩みを減らす仕組み
・スタイリストが売上げを伸ばす仕組み
・新入社員が続けられる仕組み
といった定着率に関わる仕組みはもちろん、
・男性スタッフが将来にわたって続けられる仕組み
・技術力を成長させ続けられる仕組み
・お客様のリピート率を上げる仕組み
・新規のお客様になるべく来てもらえる仕組み
といった売上げに関わることも「仕組み」が必要です。
この「仕組み」がないと、
問題が
『意識(モチベーション)』
に変わってしまいます。
意識の高さは重要なのですが、
・意識が低いから売上げが上がらない
・意識が高いから売上げが上がる
・意識が低いからすぐ辞める
といった「意識」という計算できないものに売上げが左右されるので、
経営が安定しません。
意識の高さは重要なので、
ここで必要なのは
『意識を高く保てる仕組み』
だと思います。
今回はその仕組みの部分で、
まだ完璧に出来ているわけでもないですが、
フレアで取り組んでいる、
人が続く仕組みづくりについて紹介します
①女性スタッフが続けられるような仕組み
女性の働き方として、やはり結婚や出産だったり、
30代から40代になってくると、介護の問題も出てくるので、
なるべくたくさんの働き方を用意し、選べる仕組みがないと厳しい時代です。
ただ「仕組み」を作るのはもちろんなのですが、
女性が続けられる仕組みを作る前のハードルが一つあって、
それは『サロンの規模』です。
フレアのサロン説明会でもいつも話すのですが、
・結婚後女性スタッフは8時に帰れる(もちろん給与の変動等は無し)
・メインアシスタント(勤続3年以上の技術レベル)のスタッフは、出産後パートで勤務できる。
と言った仕組みがあるのですが、
この仕組みが出来るのも、ある程度の規模が必要で、
例えばスタイリスト2名とアシスタント1名の3名のサロンで、
アシスタントの方が結婚、出産となった場合、
経営的に、戻ってくるまで待って、その後平日の10時から17までパートで戻る
という動きは、難しい部分があると思います。
幼稚園や保育所は平日だけが多いし、
熱が出たらすぐに迎えに行くことも、
3人のサロンだと厳しい部分があるのですが、
フレアで、パートスタッフが急にサロンを空ける場合でも、
全体のスタッフが多いので支え合いが出来るし、
美容経験や人生経験豊富で、技術も接客も優れたスタッフは
何人でも欲しいので、凄く助かります。
なので、
①続けやすい「仕組み」を整えて行くと
②スタッフが増えていくので、出店や拡大で「規模」が大きくなる
③規模が大きくなるとさらに「新しい仕組み」を作る環境ができる
④人が続くことで「安定したサロン経営」が出来る様になる
という
サロンが成長するために必要な好循環が生まれます。
美容室のオーナーはこの「仕組み」作りを徹底しないと、
人材難の悩みをずっと抱えるし、
これから先、何十年とやっていく経営も安定しないと思います。
長くなってきたので今日はこのあたりで終わります
今日のまとめ
・安定した経営には「仕組み」が必要。
・女性の働き方を取り決めて、会社も女性もお互いが助かる働き方をサロンによって考える。
フレアでは
希望するスタッフは、
10時から17時のパート製や、
女性スタイリストの結婚後は20時までの勤務
を選べる。
となっており、
実際には毎回スタッフによって事情が変わったりしますので、
きちんと話を聞いて、
会社としてもスタッフとしても良い形を考えます
次回は
女性スタッフが続くしくみについてをもう少しと、
美容室の離職率の問題について書こうと思います
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