市場・機能飽和時代の美容室経営その①時代背景
今回のブログは、2018年になってサロンからの相談の内容が大きく変わりましたという内容です。
オンラインサロンや各地域でセミナーした時や、集客や求人だけコンサルに入らせて貰ってるサロンとの
打ち合わせで出てくる悩みが2018年から大きく変わってきていて、どう変わったか結論から言うと
『どう手を打っていいか分からない・何からしたら良いか分からない』
という声を良く聞くようになりました、
これ俺もものすごく実感していて、どっから手をだしたら良いか毎日ひたすら考えてるし、相談される場合も問題の根っこが深くて
『今こそ原点に戻って見ましょう』
っていう意味ありそうであんまりない言葉で軽く濁せない空気が漂ってます😂
今までは、
・撮影が上手くなりたいから講習してほしい
・新規の広告がかからないから広告を一緒に考えてほしい
・求人がかからないから学生に向けてアピールを一緒に考えてほしい
・スタッフの離職率を下げたい
といったお悩みがわりと明確で、課題に対してもある程度これで解決しますって言えてたけど、これはサロンのコンセプトやビジョンから考えて、軸を固めてから進めないと火傷しちゃう状態のサロンが多い時代に入ってます、というか本当はとっくに入ってたけど、いよいよ真剣に取り組まないといけなくなりましたね。
今回のブログでは、なぜそういう状態のサロンが多いのかを、時代背景から考えていきます。
まず、そもそもなんで苦しい経営状態のサロンが増えたのかというと、これは誰もがわかってる事だけど、
①サロンが増えすぎた
という事で、
人口が減っていく時代に、いまだに美容室は店舗が増えて、皆がちょっとずつお客様が減っていく状態ですよね、
ちなみに人口あたりの美容室数ランキングはこちら
こうやってみてみると、東京とか福岡とか美容室が多いと言われますが、東京都や福岡県という全体でみるとそこまで密度が高いわけではないんですね。
もちろん今の時代でもお客様が増えている店舗もありますが、
明らかに売上が減っているサロンが9割です。
もうバッキバキにレッドオーシャンです。
特に都市部はもちろんですが、郊外への出店も多くて、都市部で働いていた方が、地元に戻って出店するパターンも引き続き増えているようなので、どこもサロンが多くなっていって、サバイバル状態はまだ続くもようです。
他にも
・情報格差
・教育格差
という情報が多すぎたり、小型化が進んでいくことにより教育が難しくなる時代ならではの格差も生まれてますが、この格差については次回のブログで書くとして、
サロンが多すぎるという市場飽和以外にも
・ある程度どこにいっても変わらないという機能飽和
これが
『どう手を打っていいか分からない・何からしたら良いか分からない』
という課題に直結してます。
もちろん、もちろん違いはあるのですが、お客様目線で見ると
・どこのサロンの情報をみても可愛いスタイル載っている
・どこのサロンにいってもある程度キレイにカラーをしてくれる
・どこのサロンにいっても接客も良くて愛想の良いスタッフがいる
・どこのサロンにいっても内装はおしゃれで清潔感がある
というふうに、市場が飽和すると、競争によって業界のレベルはぐんと上がります。
そして機能飽和の波に飲まれてしまうと、価格競争に巻き込まれてしまうという悪循環に陥りがちです。
なので、
『どう手を打っていいか分からない・何からしたら良いか分からない』
という悩みには
どこのサロンに行っても、オンラインサロンでも
『本当に喜ばれる高単価メニュー作りましょう』
『ファン層をとにかく大切にしましょう・えこひいきしましょう』
という話を繰り返してます。
そろそろ長くなってきてグダグダになりそうなので、次回は
『本当に喜ばれる高単価メニュー作りましょう』
『ファン層をとにかく大切にしましょう・えこひいきしましょう』
なんでここが大事かを書きます😁