組織化のための取り組み①志とボスとリーダー
おかげさまで今年もたくさんのセミナーに行かせてもらったのですが、
今年のセミナーでよく聞かれた事もシリーズで書きたいと思います。
今回のテーマは組織化について、
組織化が必要と何十年も言われてますが、未だに個人店ばかりの業界
でも、今後少子高齢化になり、美容師になる人数も当然減って来ている世の中のリスクを考えたり、
教育産業であるという事、
美容師の社会的地位や待遇を向上するためには、組織化についての猶予はもうほぼ無い時代になってると思います。
なので、フレアでも組織化のためにいろいろな活動をしてますが、
そもそも組織(会社)ってなに?とこなんですけど、大辞林にはこう書いてあります
“同じ志を持って物事を行う集団”
と書いてあります。
そうなんです同じ志が必要なんですよね、
ワンピースみたいなもんですね。
ただ志って書くと仰々しくなったりして分かりにくくなる事もあるので、ビジョンやコンセプトといった項目に分けて決めたりしてます。
ちなみにフレアでは美容部門の事業コンセプトとして、
“誰もが主人公になれる店”
“お客様もスタッフも笑顔になれる店”
“お客様の魅力を最大限に引き出す店”
というコンセプトがあり、
他にも
この画像の様に
ボスじゃなくてリーダーになろうという約束もあります。
立場が上がると、偉くなったと勘違いしたり、自分の感情を出しやすくなるので、画像の様なボスになりがちなのですが、
俺自身も10年前と比べると仕事は増えてますが、その分しっかり待遇面も上がるし、スタッフが頑張った上でのクレーム処理とかはきつくても俺謝るのめちゃくちゃ得意なので、ちゃんと一緒に対応するのも苦じゃないです。
もちろんいろんな考え方が教育方法はあると思うし、一流のお店を目指しているので妥協したらいけないラインは厳しくっていうのは当たり前なんですけど、
“毎日楽しく働けて、前向きな教育で成長できて、お客様を笑顔に出来て、売上を上げる”
っていう組織が一流だと思うので、なんだか何だ叱る事も多いけど、基本は楽しくやってます。
ただ甘やかすという事になってもいけないし、俺もそうですが、組織としてのルールは緩む事があるので、それが緩まないためのシステムはしっかりしてます。
その為の一つがミーティング。
フェイスブックやラインのおかげで、検討事項はかなりスピーディになってるし、
基本的にミーティングは最小限ですが、
店舗間の共有事項やアイデアの質を高める為のミーティングをしてます。
例えば役職ミーティングで取り組みやより成長するための議題を常に話し合ったり
デビュー後の若手スタイリストと集まって、
先輩達と同じ土俵でやっていくに当たってどの強みを出していくかを作戦練ったり
動員班ミーティングで最近の広告系の動向話し合ったり、
3ヶ月に一回、すべてのお客様に配布しているサロンのニュースペーパーを話し合ったり、
あとミーティングとは別で、若手の男性スタイリストだけで集まって勢いつけたり
最近あんまりしてなけど、たまに家で中嶋シェフの料理大会したり、
こうやって、一緒にいる時間しっかり作って、
緩んでいく事をそのままにして緩んでしまって怒るとかではなく、
しっかりと根気強く教育したりルールを作ったりして、
それでも緩んでしまうものだから定期的に確認するという取り組みで動いてます。
そして、うちのスタッフは全員どこに出しても恥ずかしくないスタッフばっかり揃ってますが、
特に俺と同じ30代前半のスタッフも今脂がのって頼もしいスタッフ揃ってるので、
これから10年でさらに大きくなりそうです。
俺ももう直ぐ35になるし、まあ3年前と比べると油がたっぷりのってるので、さらに活躍に期待ですね。