サロンの土台づくり⑤の数字にする、形に残す
今日のブログは土台作りのラスト ⑤の数字にする、形に残す について
ちなみに①〜④はこちら
①身近な人ほど大切に
http://flear.co.jp/flear-nakashima/?p=1495
②何を大切にするか基準づくり
http://flear.co.jp/flear-nakashima/?p=1502
③人間関係のルール
http://flear.co.jp/flear-nakashima/?p=1506
④人生設計が出来る美容室
http://flear.co.jp/flear-nakashima/?p=1511
フレアは現段階で美容室3ブランドで計6店舗 マツエクサロン3店舗があります。
一般的に、美容室で店舗が増えると1店舗でやり始めた時に比べると
・目が行き届かない部分が増える
・人間関係の状態が把握できにくい
・店舗が違う方のスタッフとの関係性が築きにくい
・任せてるスタッフと衝突してしまう
・店舗同士で違う部分をスタッフ同士が知って不満が出る
といった事が多くあるようで、よく聞く話でもあります。
任せてるメンバーとぶつかるという問題もよく聞くけど、そこは組織作りの部分で書くので、今回のブログではちょっと置いておきますが、
これはオーナーや管理スタッフが
・自分と同じスタッフは育たない
・自分と同じモチベーションややる気は求めない
・自分はきついのにって思いは筋違い
ということを理解して、その上で教育や運営のシステムを作ってないと起こりやすい問題です。
そもそも
同じ時間(もしくはアシスタントの方が長い)働いて、給料たくさんもらってる方が大変な思いは当たり前であって、スタッフには感謝しかない
っていうのが成長する組織の基本思想だと思います。
ちょっと土台作りに戻って、
数字にするの部分について
フレアではミーティング等で新しい施策の検討や、過去の施策の見直しをする場合に、まずポスで必要なデータをだし、実際の数字を最初に全員で把握してから検討や見直しを始めます。
これはさとなおさんのラボでも習ったことなんですけど、
企画を出す場合に、まずはデータの裏付けや信頼できる数字の資料がないと、説得力がなくなるし、
感性で現状を把握すると、感性がずれていた場合にその後の全てがずれる
のでとにかくこの数字をベースにするという事を徹底します。
そして、ポスで出るデータをそのまま使うこともありますが、エクセルで説明しやすく表やグラフにすることも大切ですね。
特によく見る資料としては、
・店舗ごとの1年間の売上を前年と対比させる前年同月推移表
これは店舗が前年と比べて技術売上や店販商品、顧客数や新規数、紹介等が上がっているのか下がっているのかを確認します。
・店舗、個人共に半年分の再来率を確認する戻り客推移表
ちなみにフレアでは、スタッフ毎に半年分の再来を出してランキングを作っているので、店舗ごとやスタッフ毎の比較もしやすく、弱点も分かりやすいです。
・定着率分析 来店動機別
これは新規の方が再来してくれているか来店動機別に確認できます。
ホットペッパーが低くて、紹介が高いと思われがちなんですけど、ブランドコンサル入って色んなサロンの数字をみると正直そんなに変わんない事も多いので、そこからの分析も大切ですよね。
というような数字が基本で、もちろん店舗毎のメニュー別比率や、スタイリスト毎のデータも確認します。
ちょっと長くなってきたので
形に残す
について。
これはクレドとかもそうなんですけど、フレアはお店のルールやアシスタント、スタイリストの給与計算表まで各店に置いていていつでも確認できます。
また、休日関係のとりきめや細かい店内のルールについてもまとめてファイリングしています。
これは組織の先輩後輩の関係をよく保つ上で絶対に必要で、
この形にしているルールブックやとりきめがないと
・その都度先輩に確認すると店舗や確認されたスタッフによって違いが出て問題になる
・先輩の判断で決められたと不満が出ることもある
・そもそも最初から知っておけば不満に思わない
というわけで、これがあるのと無いのでは、判断によって人間関係ややる気に影響なく運営を出来るので、各店に配置してます。
そしてルールの決め方で大切なのが
・決まっているルールは、誰かに負担がいかないように様々なシーンを考えて作られている
・問題が出た時はいきなりルールを変えるのではなくて、作られた意味を理解してもらう事も必要
だと思います。
あとは当たり前ですが、ミーティングの議事録や報告を徹底する、ってことも大事ですね。
今回で土台作り①〜⑤が終了。
前回のブログでも書きましたが、正直一番土台の記事は一番地味な内容になるので、
だらだらと文字ばかりのブログになってしまいましたが、
どんなアイデアよりも、広告よりも、ここをやり直す事が、最終的に利益に繋がることが多いので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
他県からも美容師の方が見学や体験に来ていただく際も、この土台部分について話すことも多いので、もしもっと具体的に知りたい場合等はお気軽にお越しください。
次回からのブログについて、書きたい内容が
・教育編
・広報編
のどっちから書こうか迷いますが、やっぱり直接聞かれる事の多い広報編について書いていきたいです。
今回の様に
①プレススタッフについて
②伝える順番
③単価・メニュー作りについて
④WEB周りの整理
⑤イメージマネジメント
⑥キャンペーンの考え方
⑦ブランドイメージをあげる印刷物
⑧お客様目線のサービス
について8回に分けて書きます。
書いてるうちに⑨や⑩が生まれそうですが、とりあえずこの流れで整理していきます。
前回書いていて思ったけど、ブログを書いていると自分の中での情報の整理が出来るというのが一番の収穫でした。
これからもだらだらと書いていきますのでどうぞよろしくお願いします。