2017-06-22

サロンの土台づくり④人生設計が出来る美容室

今日のブログは④の人生設計が出来る美容室

について。

時代的にマルチキャリアを推奨される事も多い現代ですが、

美容師はどうしても手に職をつける事が出来る仕事であり、美容関係以外への転職はなかなか上手く行かないシーンを見てきました。

もちろん転職しても活躍している方もいるんですけど、そういう方は美容師をしていても活躍していたと思うので、やれる人はどこでもやれるし、やれない人はどこでもやれないという世間一般の金言は色々当てはまるんだなーと実感。

 

ちなみに今回の土台シリーズをブログで始めた理由について、

さとなおさんのラボで学んだ事等をしっかり自分に落とし込む為が一番なので、一番は自分のためなんですけど、

 

少子化の時代、美容業界だけではなく、どの業種でも必ず店舗は少なくなっていくし、

・規制緩和で美容師免許がなくても働ける美容室が出来るかもしれない

・長年磨いた技術に、技術革新で新たなテクノロジーで手軽に追いつけるかもしれない

といったように、

もともとは馬具用品を扱うだけのお店だったエルメスが、自動車の発展により馬具自体がなくなるだろうと予測して事業の軸足をうまく変更してから100年程度、

時代は思っているより早く進むし、今の時代の進み方はさらに加速しているので、今後10年は守りながら投資をして変化していかないといけない10年です。

限りある組織の資源を投資する中で、投資先や方法、順番を間違えると真面目にやってても人がいなくなり最悪閉店してしまう。

どう変化していいか分からずに時代についていけなくなり廃業してしまう。

そんな悲しい事態をなくせるように、真面目に頑張る人がしっかり残れるサロンになれるように、

そんな方たちの参考になればと思い、シリーズで色々と書いていこうと思いました。

 

まあこの過渡期の10年を乗り切って変化しながらスタッフを大切に出来るサロンは、その後もしっかり生き残って行けると思うので、

そのためには土台が一番重要なので、つまらない内容かもですが、しつこくあと2個書こうと思います。

だって、

一軒家の土台の上にはどう頑張ってもマンションは建たないし、城も立たないので、

そもそもマンションとか城は狙ってねーし、って思われるかもしれませんが、

寿命100年が当たり前の時代に、いざ70歳まで働くと考えたら、やっぱり土台が必要なので、

少数のサロンで、これから大きくなろうというサロンに、ブランドコンサルやマーケティングコンサルで入ることが去年から求められる様になって、県外で1地域1サロンで入ってますが、

やっぱりやることは、この土台作りとゴールイメージから入ります。

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ちょっと、というかかなり前置きが長くなったけど④の人生設計が出来るサロンづくりについて

前置きでほぼ内容書いちゃった感がありますが、、、

寿命100歳が普通の時代、そして、まだまだ100年もたっていない今の美容室の業種としては、

オンタイムで業種の形が作られていっている訳で、そりゃ変化できない組織は置いていかれるなーと実感してますが、

ただ、美容室だけにとどまらず、成功体験に引っ張られるのはどの企業でも弊害が出て来るものなんで、

なるべく若いスタッフの声を先にひろって、形つくらないと行けないですね。

 

そこでフレアがここ数年取り組んでいることについては

・サロンの各種決定事項を30代のスタッフに任せて運営してもらう

・まつ毛エクステサロンをオープンして、同業種別事業に取り組む

・福利厚生、待遇をいち早く見直し、一般企業なみにする最初に企業になるためのリーダーサロンになるべく動く

・M&Aタイプの店舗出店をしながら、直営店舗として身内にし運営

といった様に、若いスタッフに任せたり、新しい事業を始めたり、新しい取り組みをしたり、ととにかく色々と動いてます。

ユニクロの柳井社長がいう様に10個たまをうって1個当たれば儲けものの精神で、

尚且つ、軸には「スタッフを大切に」の精神で新しいことに取り組んでいるので、風通しも良いです。

 

ちなみに、この若いものにまかせていく場合に

・失敗するとわかっていてもやらせるのか?

という声をよく聞きますので、

ここを具体的に書いておくと、

もちろん失敗すると分かっていたり、お客様やスタッフに対して見過ごせない負担が出る場合はストップかけます。

ただ、やはり任せてもらえないという不満はでるので、その対策をしっかりしています。

例えば、フレアの役職ミーティングで上記の様な問題が出ない対策としてルールをはっきり決めています。

役職ミーティングでは、キャンペーンや、顧客の方への取り組みを話す事も多いのでルールとしては

・割引絶対しないと決めてアイデアを出す

・ちょっと高いけど喜んでお金を出して頂ける取り組みを考える

というルールを決めているので、

意味のない割引施策等はだれも出してきません。

今時ちょっと安いぐらいで来てもらえる時代じゃないし、スタッフの頑張りを割引したくないので、こういうルールが決まってます。

 

というふうに、あらかじめ出そうな問題が出ないように、お店の方針にあったアイデアが出る仕組みを作っておくと、

・任せたいけど自主的にアイデアを出してくれない

・自主的にアイデアを出したいけど任せてくれない

という悲しいミスマッチが減ります。

 

そして、こうやって色んな体験を積んでいってもらって、自主的に考えられるスタッフが増えると、

組織が人生設計を用意するというよりは、自分達で自分の設計が出来て、尚且つ次のスタッフへの道も残せる人材が育つと思って、

今も新しい取り組みをどんどん続けています。

 

ちょっと前置きが長かったせいで、書ききれなかった感ありますが④はこのへんで。

 

次回は⑤の数字にする、形に残すについて。

 

 

 

 


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